韓国で飲食店開業!フランチャイズ展開!

韓国でTokyoPanyaというパン屋を経営している藤原保真と申します。韓国で飲食店開業したい方に僕の経験がお役にたてば幸いです。

権利金って何だ?

2010年怒涛の成長をしていたTokyoPanyaに4億ウォン(日本円で約4000万円)投資するからお店を立地のいい場所に出さないか?という話が来た。

2007年に韓国に初めて来てから、韓国の飲食店や街・ストリートの流行り廃りを見て来た僕はすぐにカロスキルに出したいと思った。

当時雇っていた日本人パティシエに「何でカロスキル?特にいいと思えないんだけど。」と言われたが、僕には確信があった。何故ならカロスキルにソウルのお洒落っ子が集まり始めていたからだ。

すぐ不動産を調べると、既にメインストリートは高くて無理。カロスキルの裏通りセロスキルで予算ギリギリの状態になっていた。

当時の相場感覚
(ベーカリーカフェ目的で20~30坪)

カロスキル/メインストリート
権利金 4億ウォン以上/家賃500万ウォン以上

セロスキル/カロスキルに沿った左右の裏通り
権利金 2億ウォン以上/家賃250万ウォン以上

これに更に保証金まであるのだから、繁華街は高い!4億ウォンでも最低ライン。

何軒か候補地があったが、候補地の中で1番地下鉄の駅に近い角地の物件に決めた。

理由としては、アックジョンロデオは最寄りの駅から遠すぎてお客さんが来ないんだと感じていた事と角地でメインストリートのカロスキルからも少し見える物件だった為だ。

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権利金 2億7000万ウォン
保証金 3000万ウォン
家賃 295万ウォン(税別)

投資金額のほとんどが権利金と保証金。

保証金は韓国では基本的に100%返ってくるのだが、権利金は店舗が出る時にいくら貰えるか何の保証もない。倒産してしまえばゼロ。

その為に韓国は店舗を営業して赤字を出し続けるくらいなら家賃だけ払って権利金を払ってくれる人が現れるまで家賃を払い続けるみたいな地獄状態になる事もある。とても悲惨だ。

しかも最近では権利金がなくなる方向に時代が流れていて、当時払った額を全額もらえない可能性がとても高くなってきている。なんて事だ!

権利金の本質自体が初めから曖昧で、その物件で商売を元々していた人の将来出せる利益分の保証や居抜きのようなインテリア買取費用的な面もあったり価格自体が言い値なのだ。

しかもそれを取る時は取って、今の時代は取れない時代だから取れないとか勝手すぎるシステムだし、2億とか3億ウォンとかの利益を出すのに一体どれくらいかかると思ってるんだって話。

だから、あなたが韓国で飲食店を開業しようと思っているなら権利金はない所を探すのが懸命です。立地がいい所でも前の店舗が倒産して権利金がないって所も探すと意外とあったりします。

昔は新築のビルを借りてお店開いて少し人気でると、すぐ不動産に出して権利金をたくさんもらって権利金で儲けた人達もいたみたいで、要するに元々何もない所にお金発生させてるだけなんです。

お店やるのに水道、ガス、電気工事をしてインテリア工事するのなんて当たり前ですからね。それを次の人に利益付けて買い取らせ始めちゃったからこんな権利金システムができちゃったのです。

《ポイント》
権利金は払っても納得できる金額まで!

全額返ってこないつもりで!

値下げ交渉はマストでやりましょう!

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そんなこんなで「第2章 TokyoPanya カロスキル編」次回から書き始めます!

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